葉酸サプリを飲んでいる人は注意!組み合わせが悪い薬

葉酸サプリを飲んでいる人は注意!組み合わせが悪い薬

妊娠中、手軽に葉酸を摂れるサプリメントを摂取している妊婦さんは多いかと思います。ところが、同時に飲んでいる薬によっては葉酸との飲み合わせが良くないものが存在します。
せっかく葉酸を摂っても効果が薄れる上に、危険性も増す場合もあるので、ぜひ飲み合わせについて知っておきましょう。

治療薬と葉酸との飲み合わせが悪い場合

妊活の段階から飲みたい葉酸。ところが、特定の病気を治療するための薬を継続して飲んでいて、それが葉酸と飲み合わせが悪い場合は、治療薬を飲むのをやめるというわけにもいかないことでしょう。
そんな時は、最低でも4時間は空けて服用しましょう。4時間あれば最初に飲んだ薬が吸収、排出されると言われるので、この時間を守ることをおすすめします。

葉酸と相性が悪い薬とは

市販薬として手に入りやすい解熱鎮痛剤は、葉酸を不活性化することで知られています。せっかくの葉酸の効果が減ってしまうので、同時に飲むことは避けましょう。同じく経口避妊薬も、葉酸が腸で吸収されることを妨げます。
しかも、経口避妊薬の使用をやめてすぐ妊娠した場合、葉酸が充分取り込まれないことから胎児の成長に影響が起こり、神経管閉鎖障害などが起こるリスクが高まってしまいます。

抗炎症薬、抗生物質にもご注意

葉酸と一緒に摂取するのが望ましくない薬のうち、抗炎症薬である「スルファサラジン」は、やはり葉酸が腸で吸収されることを妨げる薬です。同じく感染症の治療に用いる「クロラムフェニコール」という抗生物質は、葉酸還元酵素の働きを抑えるので葉酸の効果を得られなくなります。「トリメトプリム」という尿路感染症の治療薬も、葉酸の効果を高める葉酸還元酵素の働きを抑えてしまいます。
「バルビツール」という睡眠導入剤も葉酸の吸収を妨げるので、普段から常用している人はご注意を。

こんな病気を持つ人は確認を

てんかんの症状を持つ人は、坑てんかん薬が血液中の葉酸を低めてしまうこともあります。特に坑てんかん薬の「フェニトイン」は、葉酸と一緒に摂ると効能が低くなってしまいます。血中コレステロールを減らすコレスチラミン、コレスチポルといった胆汁酸吸収剤も、葉酸の吸収を妨げるので要注意。がんの薬にも葉酸の働きを弱めてしまうものがあり、メトトレキサートは葉酸の効果を低め、葉酸の不足を招きます。同じくがん治療薬の「フルオロウラシル」や「カペシタビン」は、葉酸と一緒に摂ると排出が遅れることも。
すると、フルオロウラシルの場合激しい下痢、出血性腸炎といった副作用がおこり、カペシタビンの場合手足のしびれや吐き気、発熱などが見られることがあります。

記事まとめ

やや例外的となりますが、マラリヤ治療薬のピリメタミンも飲み合わせが悪く、葉酸還元酵素の働きを抑えてしまう結果がもたらされます。人工透析も葉酸が体外に排出されやすくなるため、治療中の人は医師に相談を。薬ではありませんが、お酒の飲み過ぎも小腸からの葉酸の吸収を妨げ、同様にたばこの吸い過ぎも葉酸の効果が低下してしまいます。妊活を意識したらやめる人が多いとは思いますが、赤ちゃんを迎えるにあたってはぜひお酒とたばこは控えましょう。